
いま、全てのコミュニティでコミュニケーション能力が求められている。
このことが一般的になって久しいですが、
コミュニケーション能力というものに対して、
生まれ持ったセンス、もしくは経験しないと身につけられないもの、
そういう風に思われ続けていることも、また久しく存在しています。
それがね、ちゃいますねん。(執筆者は関西人)
コミュニケーション能力(スキル)は、自分の思うままに磨くことができるんです。
大切なのは、あなたの「コミュニケーションの目的」
どんな人と、どんな風になりたい、そのために必要なコミュニケーションって何か?
それを探究する旅にでることです。
自分語りになりますが、私は20歳代をマレーシアで過ごし、
年間60ヶ国以上の国と地域からのゲストをお迎えするレストランでマネージャーをしていました。

お寿司が大人気のあの国からのゲストが「お寿司―!」と突進してくる、
ちょっと意地悪い質問をしてくるけど、そんな会話を楽しみにしてくる、
戒律が厳しいあの宗教の国から来たカップルのオーダーテイクは目線を合わせずに。
いろんな文化背景を持つ人とのコミュニケーションを通してわかったことは
「相手軸にたつ」ということでした。
例えば、常連の方には少しくだけた口調でフレンドリーに、
遠くからわざわざお越しになった方には道中を労い、
混雑してお料理提供に時間がかかっていればお詫びのお声がけをする。
こう言われるとなんだそんなことって思いませんか?きっと無意識にやっているでしょ?
この無意識でやっていることを意識化まで持ち上げて、意識的にできるようになることが
コミュニケーション能力を磨くことに繋がります。
相手軸にたつ、言い換えれば「相手の立場にたつ」ですね。
この言葉もとても一般的で、多くの方が大切なことだと理解されていると思うので
この姿勢、マインドの重要性についてはここで語る必要はないと思います。
では、それを実践し、あなたのコミュニケーションの目的を達成する
コミュニケーション能力として手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか。
それにはまず、あなたがどんな人で、
どんな風にコミュニケーションを取る人なのかを知ることです。
わたしは20年以上、自分のコミュニケーションを探究する旅に出っぱなしです。
(ワダチラボ代表の福島もここ数年道連れにしています 笑)
旅の途中で出会ったアレやコレやは、またの機会にご紹介いたしますね。
執筆者 株式会社ワダチラボ リム紗代